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一服献上! -16-
2010年12月4日(土)10:30~
鴨川御池上ル
ひとり


母が京都へ来ていた。
同窓会だそう。

前夜に電話、私も週末は予定がいっぱい、会えないねぇなんて話をしていたら

 明日の朝、鴨茶して!

とのリクエスト。珍しいパターンだ。
ではお待ちしております。
起きられるかしら。。。



翌朝、無事起床。

母から連絡、おば(母の姉)と友人も一緒だそう。
身内が2人!ちょっと緊張。

とても気持ちのよい朝。空気は冷たいが、日が暖かい。
下御霊神社まで、水を汲みにゆく。
お茶も新しいものを。一保堂詰 和の昔。

準備はOK、来ると分かっている人を待つという、
いつもと違う感覚でスタンバイ。

やっぱりここから眺める鴨川の流れは美しい。
冬の弱い太陽光を、きらきらと跳ね返す。

鴨日和



待つこと少し。
お。いらした。
お懐かしゅうございます、母上。と、そのご友人と伯母。
(増えてる!)

おばさまが3人、道端でお茶をする青年を囲む。
傍から見たら、何をしているのか分からん絵だろう。
そして撮影会。きゃー

円坐をお渡しして、横並びでベンチに座っていただく。


湯は沸いている。

何だか変な調子だけど、一服献上。


今使っている野点籠(※1)は、
何を隠そう、茶の先生の免状を持つ、伯母からのプレゼント。
これをぶら下げていれば、あとお湯だけで茶が点つ。
(※1 外でするお茶のセット:茶碗、茶筅、棗、茶杓がひとつの籠に収まっている)

まさか、こんなことに使われるとは・・・コイツも思いもしなかったであろう・・・
私も思わなかった。


興味深そうに見つめられながら、
淡々と、いつも通りに茶を点てる。


一碗点つ。

どうぞ、ご友人へ。

 きゃーかわいらしい。。。

どうもどうも。

鴨茶 ぞろぞろ


 あんまり苦くないんですね。

そうなんです。少しぬるめなので。

母は撮影に忙しい。


次は伯母へ。
いつもより目線が鋭い。ような気がする。

私がお茶を始めたのは、京都に住んでいる伯母がしているから、
というのも理由のひとつだった。

伯母から貰った野点籠は、もう角が擦り切れてしまっている。


 瓶掛(※2)みたいやね

そうだね。よく考えたでしょ。
(※2釜を使わない、鉄瓶で点てるスタイル)

伯母は、
 ふーん
とか
 へぇ
とか言いながら、じっくり観察している。

伯母には濃いめ、熱めに。
茶が点つ。
どうぞ。


きれいに、作法通りにお茶を飲む。

 スッ 

と吸い切る。

 結構でした。ありがとう。

こちらこそ。ありがとう。


さて。
お待ちかね、母上へ。


妙に嬉しそうだ。
妙にそわそわしている。


この人は昔からそうだった。
子供のしていることに、何でも興味をもって首を突っ込んできてくれる。
だから私は、自分のしていることにはいつも自信満々だった。
最も身近な大人、親が認めてくれるのは、
私にとって、何より嬉しいことだった。



うれしいなぁうれしいなぁ
と思いながら一服献上。

本当にありがとう。

 あーおいしい!

うん、うん。

 無理言ってごめんね

何を、何を。

鴨茶 母


濃茶のときには、袱紗を「四方捌き」という方法で畳む。

四方に感謝する、

と、先生は言う。


一、一緒にこの道を歩む人たちへの感謝。

二、両親への感謝。

三、師への感謝。

四、今、自分がここにいる、そのことへの感謝。



全部だ。
全部そろっている。
今の私には、どれひとつとして欠くことができない。
だから丁寧に、深く深く呼吸をして、
四方に感謝するのだろう。


ありがとう。



伯母が、一服点ててくれるという。

 お茶点てるなんて、久しぶりやわぁ

といいながら、心なし、少し楽しんでいるよう。


鴨茶 おば


 はい。少しお湯が冷めたかもしれへん。

寒いしね、問題ないよ。
頂きます。



あー



フラつくくらいの充足感。

やっぱり、点ててもらうお茶はいい。




母たちはこれから同窓会。
また近いうちにね。


手を振って去る。


伯母は、なんと私を昼ごはんに連れて行ってくれるという!
ありがとおぉぉぉ
何を食べようかしら。



日差し暖か。
いい休日だ。

自転車を押しながら、とても清々しい気分だった。



今回献上数: 3服
累計献上数:101服



奇しくも今回で一応、100服超。
他で数え損なったり、ここに書いていなかったりする分もあるけれどね。


通過点と思いながらも、ちょっと感慨深い。

応援して下さる皆様、本当に本当にありがとうございます。


written by 福
【2010/12/31 14:36 】 | 鴨茶日誌 | コメント(2) | トラックバック(0) |
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コメント

福さん
とっても温まるお話をありがとう。
素晴らしいお母様だね。
私も先日(というか3ヶ月前)男の子を授かって、これからどうやって対応していったらいいのかよくわからなかったのだけど、福さんとお母様の雰囲気が何となく伝わってきました。
男の子の母のお手本にさせていただきます。
あと一月でまた日本です。
お目にかかれますように。
【2011/06/04 07:35】| URL | paris Yuko #-[ 編集] |
Re: タイトルなし
素敵なコメントありがとうございます。
嬉しいです。
この方法、妙な子に成長するかも知れませんが。。。きっと子供は楽しいはず。

きっとお会いしましょう!
聖徳庵でお待ちしております。

fuku

【2011/06/09 02:08】| URL | 鴨ん会 #-[ 編集] |
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